新日本ビルサービス株式会社

  • 社長あいさつ
  • 会社案内・アクセス
  • 私たちの事業
  • 採用情報
  • お問合せ
カテゴリー

The 21ST版・積極的に生きる
― 人生百歳時代の生き方

著者:田中真澄
発行:ばるす出版 2003年11月15日(P134~136より引用)


出会いを大切に―対人能力の決め手

 埼玉県大宮市に県を代表するクリーンビジネスの新日本グループという企業群がある。この創設者・関根直幹氏は二〇〇一年に亡くなったが,氏は国鉄職員から一代で、今日の企業群を築き上げた立志伝中の人。
 氏はまさに「袖触れ合う縁」を大切にした人であった。氏は筆マメの達人で、特に氏の毛筆による達筆な、しかも心のこもった手紙は、貰った人を感動させるものがある。私もいつも感度させられた一人である。
 氏とのご縁は、ある講演会で私の講演を聴いてくださったのがきっかけだった。その後、氏の会社や業界の講演に招かれるようになったが、そのようなことはよくあること。違うのは、氏は講演会終了後、必ず礼状をくださったことである。しかも、全文が心温まる励ましの言葉に満ちていた。それだけでなく、私が拙著を発刊するたびに、毎回、読後感を添えての、丁重な心温まる励ましの手紙をいただいた。六〇冊の拙著に対して、すべてにお手紙をくださったのだから、これは大変なこと。そこまで筆マメに徹してくださった方を、私は氏以外に知らない。
 このように、氏はマメなフォローアップをご縁ある方々に対して、亡くなる寸前まで続けられた。したがって、氏を慕う人が今も絶えないのである。氏の三回忌の集いには、驚くほどの人が集まったことが、そのことを照明している。
 氏が築いたクリーンビジネス群は、清掃用品のレンタル業でも、ビル清掃業でも、クリーニング業においても、どれだけ大勢の顧客からのリピートオーダーがあるかどうかで盛衰は決まる。リピートオーダーを獲得できる決め手は、値段ではなく、顧客満足度である。どれだけ顧客の期待を上回るサービスを提供できるか、しかも担当者の人間性がよいか、が問われるのである。氏は、そのことを十分にわきまえていたのである。
 人に接するビジネスに従事している人が、どうしたら相手に喜んでもらえるかという観点から、自分の言動を磨いていったら、世の中は、ずうっと人間味豊かなものになるだろう。
2003年11月15日
|カテゴリー|メディア掲載