武蔵屋から始まったグループの歴史

新日本グループのはじまりは、関根直幹が開業した「共盛舎クリーニング店」でした。家々を一軒一軒「奥様、ご用はございませんか」と訪問して回る姿勢は、いつしか「最敬礼のクリーニング屋さん」と呼ばれるように。
ひた向きな仕事で着実に業績を伸ばした結果、国鉄（現在のＪＲグループ）の生活協同組合のクリーニングから、やがて昭和39年日本の高度成長期・東京オリンピック開催の年に夢の超特急新幹線こだま号の座席カバークリーニングを日本で最初に受注することとなりました。
経営体制を整え、「家業」から「企業」へと成長していく中で、1950年に「株式会社武蔵屋」に法人化しています。

旧国鉄管理区尾久駅内に東京第二工場を新設。ついで田端にも工場を新設。

その後、上尾に当時最新鋭のドライクリーニング工場を立ち上げ、埼玉県初のホームドライクリーニング取次店の設置・拡大、ダストコントロール事業への進出を経て、念願の本社ビルを設立しました。

現　代表取締役社長・関根一成が新日本ビルサービス株式会社を設立。わずか 4 人でのスタートでした。 創業当時は、ビルメンテンナンスのことなど何も知らない素人集団でしたが、気持ち一つで突き進み、飛び込み営業から事業を拡大していきました。

下請けは極力使わない「ダイレクト契約」を基本方針とし、清掃の質に徹底してこだわりました。徐々にお客様との信頼関係が築かれていき、定期清掃の直営施工が本格化していきました。

現場の第一線で働く社員・パート従業員（さわやか社員）の方たちが一番大事と信念し、さわやか社員研修会をスタート。

八重洲富士屋ホテル総合ビル管理受注から、本格的に建物設備管理を開始。ＵＨＳプロジェクトの推進、デジタルクリーニングシステム、アイコス（院内感染防御支援システム）、Ｂ－ＭＡＳ（建物維持管理支援システム）、などの新規プロジェクトを立ち上げました。

さらに、ウニクス南古谷運営管理（支配人業務）受注により、プロパティマネジメントへと発展していきました。

建物の維持管理に加え、テナントリレーション、手作りイベント、地域密着の活動、水道光熱費メーター検針などを一括して手掛けるプロパティマネジメントについては、当時十分な業務経験や実績を持ち合わせてはいませんでしたが、「地域にとってなくてはならない、皆様に愛される施設となるよう、御社とともに一所懸命取り組んでいきたいと考えています」というプレゼンに共感いただき、競合 10 数社にものぼるコンペの中で、その場で私たちに決めてもらえたのです。