足利流5S②

◆足利5S学校

「5S」を街ぐるみで取り組んでいる栃木県足利市には、
「足利5S学校」と呼ばれる「学校」があります。
日本最古の学校「史跡:足利学校」に倣って命名されました。

 

5Sネットワークや見学会を開催したり、
2年ごとに「5Sサミット」を開催し、
日本のみならず世界にも「足利流5S」を広めています。

また、社内5S活動の活性化を図るために、
社内5Sインストラクターの育成も行っています。

◆働く目的

足利5S学校での一番最初のインストラクター講座で、
「皆さんは、なんのために働いていますか?」と質問されます。

「ん? 働く目的?」

生活のため?
家族のため?
生きていくため? ・・・

人が生きることと仕事には、どんな関係があるのでしょうか?
何も考えずに、日々なんとなく仕事をしていませんか?
人々が働くための本当の目的は、なんだと思いますか?

足利流5Sでは、「働く人」に焦点を当て目的を定めています。

 

「行動」
 ⇓
「考動」
 ⇓
「考働」

『よく動いても働いたことにはならない。
 働くとは工程が進み、仕事が出来上がることで、
 ムダが少なく効率の高いことである。
 管理監督者は部下の動きを
 働きに変える努力をしなくてはいけない。』
 (参考文献:門田安弘著
      「新版トヨタの現場管理」日本能率協会編)

いつも変化に対応し続ける5Sの目的は、
常に新しいことを考え、現状把握をきちんとすることにあります。

 

◆足利5Sの特徴

①.現場主義
   全てのことが現場に現れる。
②.5Sでは期限を切らない
   仕事あっての5S、お客様との約束は絶対厳守!
③.不要な資料は作らない
   作った資料が全く使われないという率は非常に高い。
④.実態を表せない採点をしない
   実践活動の中では、数値化できないことが多い。
⑤.指摘ではなくヒント
   上から目線の指摘は、働く人の自主性を阻害する。
⑥.他人事ではなく自分事
   受け身の仕事から、自主性ある仕事へ!
⑦.整理⇒清掃⇒整頓の順序
   実際にやってみると、整理の次は初期清掃!
⑧.本質は3S
   原因系の3Sから、結果系の2Sが得られる。
⑨.間違いを許す(安全と品質は慎重に)
   企業の成長は、トライ&エラーの繰返し。
⑩.5Sに関してはオープンに
   わからなければ、カンニング(真似てみる)から始めましょう!

◆足利5Sの効果

5S活動を続けていると、様々な効果を得ることができます。

  • 安全第一
  • 品質向上
  • 生産性向上
  • 在庫削減
  • 予防保全
  • 職場環境が磨かれる
  • 職場のコミュニケーションが良くなる
  • 小回りのきく生産
  • 全体最適の考え方に結びつく
  • 改善力が身につく
  • 改善型企業に転換
  • 多品種少量生産・短納期・変種変量対応
  • 地球環境(CO2削減など)に好影響
  • お客様が感心・感動してくれる
  • 工場がショールームになる
  • 職場・企業の強み・弱みがわかってくる
  • 職場・企業の進む方向がわかってくる

・・・etc.

できることから、しっかりと積み上げていきましょう!
予想もしていなかった、上記以外の効果に遭遇するかもしれません。