グリストラップ清掃の新常識|石鹸水化工法で詰まり・臭い・産廃コストを削減

グリストラップ清掃

グリストラップ清掃は、飲食店・商業施設・病院・オフィスビルなど様々な施設で欠かせない設備管理業務のひとつです。しかし「清掃してもすぐ臭う」「排水管がよく詰まる」「産廃処理費用が高い」など、従来の業者によるバキューム清掃では解決しきれない悩みも多く聞かれます。

そこで注目されているのが、石鹸水化工法でのグリストラップ清掃。今回は実際の清掃現場の写真を使って、作業工程・メリット・導入効果まで徹底解説します!

そもそも石鹸水化工法とは?

石鹸水化工法をイメージした泡と石鹸のイラスト

石鹸水化工法とは、グリストラップ内に専用の石鹸水化薬剤を投入し、油脂汚れを分解・水溶化させる清掃手法です。(仕組みは石鹸作りと同じ)

化学反応をおこし石鹸成分(脂肪酸塩)を生成することで、汚れが水に溶けやすくなり、無理に削ぎ取らなくても分解・除去が可能になります。

さらに汚れの発酵・腐敗が起きにくくなるため、臭気発生が抑えられるのも大きな特長です。石鹸水化工法では油脂そのものを分解するため、再付着・臭気・詰まりの予防効果が高く、分解した水を排水するため産廃が出ません。

業務用グリストラップ清掃に石鹸水化工法をおすすめしている女性スタッフの笑顔写真(安心・丁寧なサポート)

従来のバキューム清掃との違い

項目 バキューム法清掃 石鹸水化工法清掃
使用する機材 バキュームカー(大型) 洗剤、攪拌機(かくはんき)
清掃方法 グリストラップ内の汚水・油脂を吸引する 油脂と洗剤を攪拌、石鹸水化しそのまま排水する
排水管汚れ 変化なし 排水管内部の汚れ除去効果あり
産業廃棄物 大量に発生 発生しない
清掃費用目安 基本料金15,000円〜 ※処理料金は含まず 15,000円〜

弊社の石鹸水化工法による清掃工程を写真で徹底解説!

【工程①】事前確認・汚れ状態チェック

グリストラップの点検・清掃作業のためにフタを開けて内部を確認します。

【工程②】石鹸水化薬剤投入

石鹸水化工法による清掃で、油脂を分解する専用薬剤をグリストラップ内に投入している写真
石鹸水化工法による清掃で、油脂を分解する専用薬剤をグリストラップ内に投入している写真

【工程③】槽内の汚れと洗剤を攪拌(石鹸水化)

投入した洗剤がグリストラップ内でまんべんなく反応するよう、かくはん機を使い攪拌、石鹸水化の作業の様子 

【工程④】グリストラップ槽内を石鹸水で清掃

石鹸水化工法によって油脂と洗剤が反応し、泡状に変化しているグリストラップ内部の様子

【工程⑤】蓋・フィルターの手洗い清掃

グリストラップのフタ裏に付着した油汚れを石鹸水で丁寧に洗浄している工程
グリストラップのフタ裏に付着した油汚れを落とし切った状態の写真

【工程⑥】バスケットの手洗い清掃

取り外したグリストラップ用バスケットを石鹸水で洗浄し、付着したゴミや油脂を除去している様子
取り外したグリストラップ用バスケットを石鹸水で洗浄し、水で汚れを流している写真

【工程⑦】部品・フチの汚れ落とし

グリストラップのフタに付着した汚れや油脂を石鹸水で洗い流している清掃工程
グリストラップのふちについた油脂を手作業で洗い流している清掃工程

【工程⑧】清掃完了!清掃前後後との比較

グリストラップ清掃前の状態。油脂やスカムが大量に蓄積し、悪臭や詰まりの原因となっている様子
石鹸水化工法による清掃後のグリストラップ内部。油脂が除去され、清潔な状態に改善された写真

石鹸水化工法の導入メリット

  • バキューム式と比べて根本的に清掃を行うため、清掃後の美しさが長持ち
  • 油脂汚れは石鹸水化し、排水するため産業廃棄物が出ず環境に優しい
  • 石鹸水が排管を通り、排水管の汚れ除去効果あり

お客様の声

 

以前はバキュームカーでのグリストラップ清掃をお願いしてましたが、石鹼水化工法での清掃に変えてからはしばらく油脂汚れがつきにくくなり、日々の清掃がラクになりました。(千葉・中規模病院)

 

根本的にキレイになること、排水管が詰まって営業がストップするリスクが低く、安心して営業を続けられます。定期的なグリストラップ清掃と、排水管の高圧洗浄をお願いしています。(埼玉・3,000㎡規模スーパーマーケット)

よくある質問を事業責任者に聞いてみました

グリストラップ清掃サービス「石鹸水化工法」の事業責任者である萩原部長の顔写真

技術本部 取締役本部長 萩原

1999年 新日本ビルサービス株式会社に入社。
グリストラップ石鹸水化工法やフロアコーティング、大理石研磨など、清掃の特殊技術分野で現場経験を重ねてきた。
現在は技術本部の取締役本部長として、社内の技術指導や品質管理を担当。現場で培った知識を活かし、お客様に寄り添った提案と対応を行なっている。

Q
清掃頻度の目安は?
A
 

油の使用量や日々の清掃頻度に合わせて、3ヶ月〜1ヶ月に一度の石鹸化清掃をご提案します。

Q
石鹼水化工法のデメリットは?
A
 

あるとすれば、
バキューム清掃に比べて時間がかかる(バキューム:30分、石鹼水化工法:90分)点です。時間がかかる分、しっかり清掃を行うため綺麗な状態が続きます。

無料現地相談受付中!

当社はグリストラップ清掃を2010年から開始し、飲食店・大型スーパー・病院・テーマパーク・学校などあらゆる施設の厨房をピカピカにしています。グリストラップ清掃に関してお悩みの方はぜひご相談ください!お問い合わせ後、現地調査にて詳しいお話をお伺いします。

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